先日、スーパージャパンの審査員を務めさせていただきました。
競技ダンスの世界で審査をするということは、ただ技術を評価するだけではありません。
フロアに立つ選手たちの、それまでの努力や思いが全部見えてしまうんです。
会場に入った瞬間から、選手の皆さんの緊張感が伝わってきます。
何ヶ月も、何年も練習してきた成果を、たった数分間で見せなければならない。
そのプレッシャーは想像以上です。
踊り始めた瞬間、その人がどれだけ準備してきたかが分かります。
音楽の取り方、パートナーとのアイコンタクト、足の運び方。
全部が物語を語ってくれるんですよね。

採点しながら感じたこと
審査員の立場でフロア横に立っていると、選手一人ひとりの個性がとてもよく見えました。
技術的に素晴らしくても、何かが足りない組もある。
逆に、完璧ではなくても心を打つ踊りをする組もある。
この仕事を40年以上続けてきて思うのは、ダンスって本当に正直だということです。
表面的な技術だけでは人の心は動かせません。
会場を見渡すと、応援に来ている家族や仲間の姿も目に入ります。
一生懸命な選手の背後には、必ず支えてくれる人たちがいる。
それを見ると、この世界の温かさを改めて感じました。
審査員として伝えたいこと
採点という行為は、とても責任が重いものです。
一つの評価が、その選手の今後を左右するかもしれない。
だからこそ私は、公平に、そして敬意を持って見ることを心がけています。
選手の皆さんがどれだけの時間とエネルギーを注いできたか、分かっているから。
今回の大会でも、素晴らしい踊りをたくさん見せていただきました。
若い選手たちの成長も嬉しいし、ベテランの選手が見せる深みにも感動します。
審査が終わって控室に戻る時、いつも思うんです。
この方たちが踊り続けてくださることで、ダンスの世界が輝き続けるんだなって。
私自身も今もレッスンを受けていますし、学び続けています。
審査員という立場で見ることで、また違った学びがありました。
選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。
これからも素敵な踊りを見せてくださいね。


自分が審査をしている姿を見ることってあまりないですよね。
お写真を撮ってくださった、スタッフの日暮組のお客様に感謝。